[[東京外大2016]]

*Japan Studies 2:日本語コーパスの活用
-秋学期・木曜4限
-ogiso@ogiso.net ←@を@に直してください

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-[[コーパス検索アプリケーション「中納言」 https://chunagon.ninjal.ac.jp/>https://chunagon.ninjal.ac.jp/]]


**2016/10/20 演習発表Ⅰ




**2016/10/13 Rを使ってみる / 研究例紹介

-[[R>https://ja.wikipedia.org/wiki/R%E8%A8%80%E8%AA%9E]]とは
--Rのダウンロード https://cran.ism.ac.jp/bin/windows/base/


-中納言でBCCWJコアの語彙素「矢張り」を検索、語形別に集計

| |雑誌|書籍|新聞|ブログ|知恵袋|白書|
|ヤッパ|1|2||9|4||
|ヤッパリ|20|12|1|30|23||
|ヤハリ|31|54|13|17|31|2|

***独立性の検定(χ二乗検定)
-ブログと知恵袋で「やはり」「やっぱり」「やっぱ」の使われ方に差はあるか

 data <- matrix(c( 9,4,30,23,17,31), ncol=2, byrow=T)
 
 chisq.test(data)

帰無仮説(H0):二つのレジスターには差がない
帰無仮説(H0):二つのレジスターと「やはり」類の使用頻度には関連がない

検定の結果、p<0.05であれば0.05(= 5%)水準でH0は棄却される =二つのレジスターによる違いはある(偶然である可能性は5%)
検定の結果、p<0.05であれば0.05(= 5%)水準でH0は棄却される =二つのレジスターによる違いはある(レジスターと関係がないのに偶然こうなる可能性は5%以下)

-参考:http://www.weblio.jp/content/%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E6%80%A7%E3%81%AE%E6%A4%9C%E5%AE%9A

***クラスター分析
--「やはり」「やっぱり」「やっぱ」の使用から見たレジスター間の距離(どのレジスター同士が似ているか)

 yahari<-matrix(c(
 1,2,0,9,4,0,
 20,12,1,30,23,0,
 31,54,13,17,31,2
 )
 ,3,6,byrow = T)
 colnames(yahari)<-c("雑誌","書籍","新聞","ブログ","知恵袋","白書")
 rownames(yahari)<-c("ヤッパ","ヤッパリ","ヤハリ")
 
 yahari <- t(yahari) #行と列を入れ替え
 yahari.d<-dist(yahari) #距離の計算
 yahari.d
 
 result <- hclust(yahari.d, method="ward.D") #word法でクラスター分析
 plot(result,hang=-1) #デンドログラムを描く
 

-参考:https://www1.doshisha.ac.jp/~mjin/R/28/28.html

***研究紹介
-「『現代日本語書き言葉均衡コーパス』における可能表現のバリエーション」2009年日本語学会


#amazon(4274065707)


#clear


**2016/10/06 イントロダクション

-[[自己紹介]]
--大学共同利用機関法人人間文化研究機構 国立国語研究所 http://www.ninjal.ac.jp/
-コーパス
--[[国立国語研究所コーパス開発センター>http://pj.ninjal.ac.jp/corpus_center/]]
--[[「現代日本語書き言葉均衡コーパス(BCCWJ)」>http://pj.ninjal.ac.jp/corpus_center/bccwj/]]
--BCCWJ[[中納言>http://chunagon.ninjal.ac.jp]]
-ツール
--[[Web茶まめ>http://chamame.ninjal.ac.jp]]
---[[MeCab>http://taku910.github.io/mecab/]]
---[[UniDic>https://ja.osdn.net/projects/unidic/]]
--[[茶器 Chaki.NET>https://ja.osdn.net/projects/chaki/]]
--[[R>https://www.r-project.org/]]

***[[シラバス>http://www.ogiso.net/wiki/index.php?plugin=attach&pcmd=open&file=2016%B8%E5%B4%FC%A1%A6%C5%EC%B5%FE%B3%B0%B9%F1%B8%EC%C2%E7%B3%D8%B6%B5%CC%B3%A5%B7%A5%B9%A5%C6%A5%E0%20-%2053M0862-Japan%20Studies%20%A3%B2.pdf&refer=%C5%EC%B5%FE%B3%B0%C2%E72016%2F%B8%E5%B4%FC]]より
: 講義・演習の別 | 演習
: 授業の目標 | 日本語コーパスを研究に&#63965;用することができるようになるためのやや高&#64001;な知&#63996;と技術を身につける。
: 授業の概要 | 日本語コーパスを活用するための技術、統計的指標や手法について講義する。参加者は実際にコーパスとこれらの技術を&#63965;用した調査研究と発表を行う。
: 授業の計画 | 実際にコーパスを&#63965;用する演習発表をとおして、コロケーションや特徴語抽出のための指標、クラスタリングや主成分分析などの統計的手法、関係データベースを&#63965;用したデータの処&#63972;、ミニコーパスを自作する方法など、コーパスを研究に活用するための方法について学ぶ。
最初に講義形式でコーパスの&#63965;用法を説明した後は、毎回参加者による演習発表形式で授業を&#64008;う。
: 成績の評価 | 授業態&#64001;・期末レポート等を総合して評価する。
: 事前学習等 | 担当教員の前期の授業(Japan Studies 1)を&#63967;修するなどして日本語コーパスの基本的な&#63965;用方法を身につけておくこと。


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