青山2006

青山学院大学 日本文法

内容は受講者の人数・関心によって変更する場合があります。

【講義概要】

日本語の文法について基礎的な知識を身につけるとともに、言葉に対する興味や文法的な視点を養うことを目的とした講義である。
前半では、学校文法の枠組みを振り返って基礎知識について確認し、その上で橋本進吉・山田孝雄・時枝誠記らの文法論や、生成文法や認知文法の考え方など、さまざまな文法理論についてその概略を紹介する。
後半では、毎回日本語の文法上の興味深いトピックを取り上げてそれについて考えてゆく。

【授業計画】

初回に授業の進め方などのオリエンテーションを行ったのち、以下のテーマで講義を進めていく。基本的に講義形式で行うが、授業中に簡単な課題を出したり、質問をしたりすることがあるので積極的に参加してほしい。

  1. 日本文法の基礎
    1. 品詞体系
    2. 文の成分
    3. 古典文法と現代語の文法
  2. さまざまな文法理論
    1. 学校文法と橋本文法
    2. 山田文法
    3. 時枝文法と陳述論
    4. 生成文法と認知文法
  3. 日本語文法の諸問題
    1. 可能文
    2. 受身文
    3. 「は」と「が」
    4. テンス・アスペクト
    5. 形容動詞
    6. 活用の変化
    7. 指示詞
    8. 敬語

【成績評価方法】

夏休み明けの課題レポート、学期末試験、出席状況と授業態度から総合的に評価する。
レポート(35%)、試験(35%)、出席状況等(30%)

【その他】

受講者の人数や関心によって内容を変更する場合がある。

【教科書・参考文献】

特定の教科書は使用せず、必要に応じて講義プリントを配布する。参考文献は講義中に指示する。


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Last-modified: 2012-05-07 (月) 00:34:09